ヴィンテージウイスキーとは

「ヴィンテージ」とは、もともとはワイン用ブドウの収穫年を指す言葉で、品質のよいブドウが収穫できた、いわゆる「当たり年」に醸造されたワインを「ヴィンテージワイン」と呼んでいました。ウイスキーにおいて「ヴィンテージ」という言葉は、現在主に次の2つの意味合いで使われていますが、明確な定義や使い分け方などは曖昧です。１ 蒸溜年が20年以上のもの２ 古くて優れたもの、古くて価値あるもの、年代物一般にすべてのウイスキーは長期熟成を経て完成します。熟成樽の種類や貯蔵庫の環境、職人による日々の管理やピークの見極めなど、そのどれが欠けても良いウイスキーにはしあがりません。ところが、1970年代以降はヨーロッパやアメリカを中心に生産の効率化が進み、伝統的な時間をかけて造られるウイスキーが激減しました。それが近年、し好品の細分化と共に、1960年代以前の手間暇かけて造られたウイスキーの良さが見直され、当時の味をぜひとも味わいたいというニーズが増大し、「ヴィンテージウィスキー」が注目されるようになりました。そもそも10年、20年と長い年月をかけて育まれた、極めて完成度が高い優れたウイスキーは、とても価値ある存在です。蒸留年数が10年より浅いものもありますが、作り手によってこだわったウィスキーであるのは同じこと。どのウィスキーにもそれぞれの物語があり、深い味わいがあります。私たちは「古き」「よき時代」の「手をかけて造られた」物語のあるウィスキーを「ヴィンテージウィスキー」と呼んでいます。厳選されたラインナップの中から、あなただけの特別な「ヴィンテージウィスキー」を見つけてください。